【リヒテンシュタイン家】
ハブスブルク家の臣下として活躍したリヒテンシュタイン家は、1608年に侯爵家となった。
さらに17世紀末から18世紀にかけ現領地を獲得し、1719年には神聖ローマ帝国に属する
領邦国家としてリヒテンシュタイン侯国が誕生した。
侯国の成立後も同家は主にウィーンに居を構え、
ファドウーツに住むようになったのは1938年から。同家は次々と有能な軍人、外交官、大臣が
輩出する一方、優れた美術品収集にも代々力を注ぎ、数多くの宮殿を建て、
19世紀初頭からそのコレクションをウィーンで一般に公開した。
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